pualani ブログ

池袋のフラ&タヒチアンダンススタジオ Pualani's Hula&OriTahiti

フラダンサーの体形とダイエット

Aloha&Iaorana!!

突然ですがみなさん、フラダンサーとしての理想のスタイル(体型)ってどんなカラダだと思いますか?

 

pualaniyumi.hatenablog.com

 

以前メディアで仰っていたのですが、有名なハワイアンのクムフラHさん曰く、フラを踊る女性は太っていないと美しくないそう。彼は、現代日本人にとっては太りすぎ(医師に注意される、縄跳びなど少しの運動でも膝に負担がかかるレベルの重度肥満)と思われる位の体形に美を感じるのだそうです。

 

確かに身体が大きいと、自然と動きもゆっくり、ゆったりになるのでフラを踊る際の動きの柔らかさにも繋がりそうではあります。メリーモナークでもたまに、とっても身体の大きな女性がミスアロハフラの栄冠を勝ち取っていたりしますね。


余談ですが、ハワイアンも含めポリネシアの人々は遺伝的な素質で太りやすさを持っているそうです。また南太平洋の島国(アフリカ、中東など砂漠地帯なども)は過酷な自然環境にあるため「ふくよかであることは子宝に恵まれる」、「妻が太っているのは富の象徴」と関連付けられてきたという歴史もありますね。

 

こういった文化的価値観の違いがあり、またクムによっても理想とするものに違いがありますので私はそういったものに左右されるよりも、『健康的な』スタイル(体型)であることが最も大事かと思います。

 

そのうえで舞台に立つダンサーであるなら、自分自身が自信をもってステージに臨める身体である事や、イメージする表現が実現出来る身体を目指すと良いと思います。痩せていようが太っていようが、柔らかく繊細な動きが出来るように、自分のイメージ通りに動けるようレッスンを積むことが大切です。(だけどあまり太るとどうしても膝に負担がかかり怪我のリスクが高まりますので太り過ぎは良くないです。特に40代以降は要注意。)

 

(商業的な大きいショーで踊るプロのダンサーなどはディレクターの好みのスタイルで選抜されてしまいますが、フラコンペティション等では体型のせいで入賞が出来ないという事はないと思います。)

 

又、フラはダイエットなどシェイプアップに効果がありますか?とよく聞かれますが、これは、そのクラスのレッスン内容や今までの運動経験にもよります。

 

早いテンポの振付をしっかり踊ると運動強度が高くなるので消費カロリーも上がりますが、直接教えて下さる先生がご年配だったりアップテンポの踊りが苦手だとレッスンでもあまり取り入れないでしょう。スロー、ミディアムテンポの曲中心のレッスンでは(普段全く運動をされない方には多少効果があるかもしれませんが)特にまだ身体を充分に使えていない初心者の場合は運動強度が低くなります。


ですからシェイプアップを目的とした方はタヒチアンダンスの方が断然お勧めですね。(頑張ってレッスンに通った結果、腹筋の縦ラインが出来るのはタヒチアンダンスの方です。フラのレッスンだけでは腹筋割れないです。)

 

あと、レッスンで脂肪を燃焼させたいのならレッスン前にしっかりストレッチをして踊りで筋肉を無駄なく使える状態にすることが大切です。

ちなみに私のクラスではレッスン初めの10分は足の指から始まる入念なストレッチと体幹レーニングをしているのですが、これは只の準備体操ではなく『踊れる身体』を作るためにやっていることです。

 

ストレッチなどで身体を整える行為は日常生活から離れ『フラを踊る時間』へ切り替えるスイッチにもなります。気持ちを切り替える役割を果たすものは儀式とも言えますから、例えばレッスン前に皆でOliを詠唱することも同じ効果があると思います。

 

意味合いは違いますが、実際ハワイの伝統的なハーラウではレッスン場の入口でハワイ語のOli(Oli Kahea)を詠唱をして、入室の許可を得ます。なので生徒は全員コレを覚えないといけません、、詞なのでけっこうな長文です。

 

いつの間にか話がだいぶ逸れてしまいました(;^ω^)!
Oli Kaheaについてもまた今度書いてみようと思います。

 

MAHALO!!

 

ディズニー・ハワイアンコンサート♪

ALOHA&Iaorana!!

 

なんと今日は、ディズニー・ハワイアンコンサート2019♪♪(Bunkamuraオーチャードホール)にご招待を頂きまして生徒たちみんなと一緒に鑑賞いたしました(*'▽')♪

 

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さすがディズニーのコンサート!出演ダンサーはみんな一流のプロ!!
観ていたみんなも彼らの踊りを見てとても刺激を受けたようで目がキラキラ輝いていました。私も『プロダンサーの踊りはこうよ!』って見せる事が出来て良かった♪

もちろんショーなので伝統的な振り付けではなく、華やかで観て楽しめる構成になっていましたが、いつもレッスンで注意している身体の使い方などについても、実際にプロの舞台を見ることで納得、理解してくれたようでした。

私もプロフェッショナルな踊りをライヴで見るのは本当に久しぶりだったので、とっても刺激を貰えました。私もディズニーソングで踊ってみたいかも( *´艸`)


それと、さすがディズニー!プログラムも多彩で飽きさせないですね。様々な曲がテンポよく演奏され、1部の終わりでは選ばれたケイキちゃん達がフラを披露したり(とっても上手!)途中、観客みんなで踊る時間もあり!とても楽しくて素敵で、来年2020年も絶対また観に行きたい!と思えるそんな素敵なコンサートでした♪ 

 

MAHALO!!

 

alohahula.oiran.org

 

某所の新年会でショーを披露いたしました。

Aloha&Iaorana!!

 

毎年ご依頼頂いて今年で3年目!

今年はIlimaクラスとMaileクラスから各2名ずつ+私でフラ&タヒチアンダンスのショーを披露させていただきました。


こちらの催し物では毎回、サンバ、ベリーなど他の出演者とご一緒させて頂いていたのですが今回はマジシャンの方がいらしていました。

私たちは現代フラは勿論、楽器を使うフラやタヒチアンダンスも盛り込んだショーで今回も大好評(^^♪

 

≪今回のプログラム≫
・ドラムビートで踊るタヒチアンダンス(otea)からアップテンポのアパリマまで2曲メドレー
・英語歌詞のフラ
ハワイ語歌詞のフラ
・ソロダンサーの踊り
・全員で踊る構成の華やかなフラ
(en)全員で踊る楽器を使った華やかなフラアウアナ(現代フラ)

 

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簡単な全体構成にも現役時代のショーの影響が出ています(;'∀')
私はプロショー出身なので、どんなステージでも、魅せ方等々、出ハケのタイミングも含めて細かいところが甘いととても気になります。

観客の皆さんに楽しんで頂きたいのは勿論のこと、やはり生徒たち踊るショーを『素人のフラダンスなんてこんなもん。』と思われたくないので、ポジション移動や構成の工夫は必須と考えています。


様々な機会で披露する度にみなさんに驚かれますので、おそらく街の小さなフラ教室で私たちのようなショーを披露しているところは殆ど無いのではないでしょうか。


ちなみに私の方針で教室にはあえて特別なショーダンサー養成のクラスというのは作っていません。
初心者の方でも週1回、3~5年とレッスンを継続していくうちに自然と徐々にですが発表会的なイベント以外でもショー等、色々なステージに出演して頂けるようにレッスンを組み、どなたでも様々なチャンスを持てるようにしています。


また、今回の様な少人数メンバーでのショー練習は、主にレッスン前後の合間10~15分位の時間で行い、その分の指導料も特に特に頂いておりません。(但、短時間で完成させなければいけないので希望者内から限られたリハーサル期間について来られる方にご出演頂いています。)

 

私の教えるクラスでは、初心者で全く何も分からなかった方でも最終的には身につけた確かな技術や多くの経験が、皆さんそれぞれの一生の財産になったらいいとの思いで教えています。何も出来なかった方が数年後に堂々とステージで輝いているのを見るのは、とても遣り甲斐があって楽しいことです。

 

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初舞台はいつがいい?~徒然草~

Aloha&Iaorana!!

 

フラやタヒチアンダンスに限らず舞踊系のお稽古には発表会がつきものですね。
将来のステージで輝く自分を夢見て習い始めた方も多いのではないでしょうか。
でも、そのドキドキワクワクな初舞台っていつ頃やってくるのでしょう?習い始めて半年後?それとも1年後?もっと先の2~3年後?


早くステージに立ちたい!という方もいれば、逆に十分自分が納得できる踊りが出来るよになってから、、という方もいると思いますが、
じつは初舞台というのは自分で決める事というよりもチャンスが巡ってきた時がその時といえます。


ご自身で『自分は十分踊れている』と感じている方でも実際には講師の判断で出演不可の場合もあれば(通常の発表会の場合はあまりそういった事はありませんが。)その逆もありえます。
後者の場合は実際、自分ではまだまだステージなんて、、。と考えている方でも、ふつうは講師が普段のあなたの様子を見て、このステージなら出演していただいても大丈夫(今はまだ不十分でも、このまま頑張れば数か月後の本番までには間に合いそう。)と考えての事が大半だと思います。


ですから講師やクムなど自分をいつも指導してくださっている先生からお誘いを受けた場合は、自信をもって欲しいと思います。
また、本番にむけて意識することで自分の踊りも良い方へ変わっていきますから発表会等のステージは経験することで実力も付きますよ(^^♪

 

勿論中にはカラオケに行っても絶対に歌わない方と同様に、習うだけなら良いけど「ステージに立って人様の前で踊りを披露するなんてとんでもない」と感じている方もいるかもしれませんが、フラの発表会はソロで踊るわけではなく音楽でいうところの合唱に近いです。

それに仲間と味わう本番当日の緊張と高揚感は、非日常の体験ですから最初は「私なんて」と遠慮しながらも、終わるころには達成感とともにハマっていたりするものです。

 

ですから、いつかは発表会出てみたいな!ステージで踊ってみたいなと思っている方はチャンスが来た際には「私にはちょっと早いかも。」と思っても是非参加してみてもらいたいと思います。

 

約700年前、兼好法師が書いた徒然草にも芸事に関する文章がありますが、まさにその通り。


「昔から朱に交われば赤くなる」という通り、
自分より上手な人に囲まれてレッスンしていると上達が早くなることは、普段から実感しています。。

 

【原文】
能をつかんとする人、「よくせざらんほどは、なまじひに人に知られじ。うちうちよく習ひ得てさし出でたらんこそ、いと心にくからめ」と常に言ふめれど、かく言ふ人、一芸も習ひ得ることなし。いまだ堅固(けんご)かたほなるより、上手の中にまじりて、毀(そし)り笑はるるにも恥ぢず、つれなく過ぎて嗜む人、天性その骨(こつ)なけれども、道になづまず、みだりにせずして年を送れば、堪能(かんのう)の嗜まざるよりは、終(つい)に上手の位にいたり、徳たけ、人に許されて、双(ならび)なき名を得る事なり。
天下のものの上手といへども、始めは不堪(ふかん)の聞えもあり、無下の瑕瑾(かきん)もありき。されども、その人、道の掟正しく、これを重くして放埓(ほうらつ)せざれば、世の博士にて、万人(ばんにん)の師となる事、諸道かはるべからず。
――徒然草 第百五十段

 

【現代語訳】
芸能を身につけようとする人は、「うまくないうちは、うかつに人に知られないようにしよう。内々でよく練習して上手くなってから人前に出たら、たいそう奥ゆかしいだろう」と常に言うようだが、このように言う人は、一芸も身に付くことは無い。
いまだ全く不完全なころから、上手い人の中に交じって、けなされ笑われるにも恥じず、平然と押し通して稽古する人が、天性の才能は無くても、その道に停滞せず、いい加減にしないで年を送れば、才能があっても稽古をしない者よりは、最終的には名人の境地に到り、長所も伸び、人に認められて、ならびなき名を得る事である。
天下のものの上手といっても、始めはヘタクソの評判もあり、ひどい欠点もあった。しかし、その人がその道の規則・規律を正しく、これを大切にしていい加減にしなかったので、いつしか世間から認められる権威となって、万人の師となる事は、どんな道でも変わるはずはない。

 

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四角い背中

ALOHA&Iaorana!!

寒い日が続きますね(*´ω`)私は寒さが得意ではないので結構辛いです。


さてさて突然ですが皆さんの背中、固くなっていませんか?
「人は年をとると、背中や肩から硬くなっていく」といわれていますから、何もせず放置して年齢を重ねると、腕が上がり辛かったり正しい姿勢をとることが難しくなります。


特に肩甲骨は体の中で老化が早く、だれでも25歳くらいから衰えはじめてしまうそう。肩こりなどが増えてくる年齢とも重なりますね。腕が上に上がり難くなる方もいます。


ちなみに背中の筋肉はとても面積が広いので、この部分が硬くなると代謝が悪くなり脂肪も燃えにくくなります。使わないと背中に脂肪がたっぷりつく( ;∀;)(背油?)


そして又、背中が硬くなるとフラやタヒチアンダンス等、踊りもも大きく動くことが出来ず表現にも制限が出来てしまいます。


例えば舞台で踊るとき、方向が変わってお客さん側に背中が向いたとき、動きが無くて四角い、まるで『ぬり壁』のような背中になってしまうのは何とも悲しいです(/_;)


そんな事にならないようにレッスンの初めには背中やなど上半身のエクササイズにも時間を取ることが必要。普段はまったく意識しないのが背中ですから、ストレッチをしっかりして、しなやかに動かせるようにしましょう。美しく腕を使う際にも背中からの意識がとても大事ですからね(^^)/

 

スッと伸びた姿勢の美しさも大事ですが、それでけでは不十分。
腕や上半身を動かす際には背中を意識して、後ろ姿になっても踊りに表情が表れるようなレッスンをしていく事が大切だと思います。


フラやタヒチアンダンスはバレエ等と違いステップも比較的シンプルですし、それほど体形を選びません。痩せていても太っていても、スタイルに自信が無くても、若くてもご年配でも、、、努力次第で魅力的に踊ることが出来るところが良いところです。

ですが、だからといって決してそれらが『簡単な踊り』ということにはなりません。きちんと身に付けようとすればやらなければならない事が沢山あるのです。

 

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フラを踊る際の姿勢のとりかた

※当ブログの無断転載は固くお断り致します。

 

A Happy New Year 2019!

 

新年早々のブログ!今回は姿勢について書いてみます。

どんな踊りも姿勢が一番大切。そして一番難しいです。


※このやり方は以前ハワイ出身のプロダンサーに聞いた方法でもありますが、ハーラウによっては膝をほとんど曲げないスタイルで踊るところもありますので、あくまでもご参考に。


さてさて。フラを今実際に習っていらっしゃる方で、姿勢のとりかたについてしっかりと教わった方はどれくらおられるでしょうか。


私は某テーマパークでフラガールとして仕事をした後に勉強のために数か所のハーラウに所属していた事があるのですが、その際どのクラスでもハッキリとした姿勢についての指導がなされす、(あったとしても、足を開いて膝を曲げて上半身を真っすぐ立てる、、程度)多くの人は自己流で完成形の見たままを再現しようとしていて、とても気になりました。


例えば何の指導も入らず、ふつうの人が見よう見まねでフラの基本姿勢を作ろうとすると『まず膝を曲げておしりを突き出す、もしくは膝を曲げるだけ』
という方法をとることになると思うのですが、それだけでは腰や膝を痛める原因になるのではないかと思います。(私はダンス解剖学を学んだ経験があります。)


フラを踊る人での怪我で多いのが腰と膝を痛める事なのですが、その原因の多くは(体質等にもよりますが)恐らく安易にフラっぽい姿勢をとろうとして後ろにお尻を突き出そうとして腰を曲げたり、上半身の重みを全て下半身(特に膝)にかけてしまうことなどだと思われます。
姿勢の悪さは、怪我の原因になるだけでなく素敵な振付も台無しにしてしまうのでまず最初に直すように心がけなければならないことですから、私のは全クラスでステップ練習の前に以下の手順で姿勢の確認を必ずやっています。

 

【姿勢の作り方】


①つま先を真っすぐ両足を並行に開いて基本スタンスに立ち(足幅はハーラウによります。また、足幅とは踵と踵の間の幅のことです。)背骨の付け根から首の後ろまでしっかり背筋を伸ばした正しい姿勢をとる(これが出来ないと台無し)

②背筋を真っすぐに保ったままお辞儀
(しっかりと腰を伸ばして背中が丸まらないように腹筋と背筋で支えないとできません)

③つま先の方向に両膝を曲げる
(つま先と膝との向きをそろえてステップをふまないと膝に全体重がかかり、膝を痛める原因になります。つま先と膝の向きをそろえる事で重みが足首にも分散されます)

④膝は曲げたまま、おしりを後ろに残したまま上半身を上に引き延ばすように立てる。背筋は背骨から首の後ろを抜けていく感じに伸ばす。
(腰から曲げない、腰痛の原因になります。)

⑤デコルテが上に向き胸がしっかり正面に向くところ※で調整。上体の上部(肩甲骨、胸のあたり)を高い位置に置く意識。
身体を反ろうとして肘が後ろにいかないように、肩や首は正しい位置でリラックス。

※耳、肩、腰骨、くるぶしの骨が一直線のライン。横に張った肘も同じライン上にある。

 

※このブログの最後に私が踊っている時の姿勢画像を載せました。

 

以上おしまい。

 

文章だけの説明だと限界があるので、踊る為の身体の動かし方をきっちり分かっている人でないと再現できないかもしれないし、中途半端に違ったことやると、かえって奇妙な姿勢になりそうで怖いのでブログに書こうかどうか少し迷いました。


でもこうやって、基本姿勢ひとつにしてもなんとなくやるのではなく、下から積み上げるようなプロセスを踏むと怪我の防止にもなるし、美しく正しい姿勢の保持には腹筋と背筋が必要なことも理解できると思います。


また、腹筋と背筋で上半身を上に引き上げておくことで、足にかかる負担が減りますから、脚が軽くなりテンポの速いステップも踊りやすくなりますし、ステップの際にヒョコヒョコと上半身が揺れることも防げますよ(*‘∀‘)


ちなみに、踊る際の上半身(みぞおちから上)の保ち方はバレエの『引上げ』に近いです。それにしっかり引上げて踊ると裾が長いエレガントな衣装も踏まずに踊れるようになりますよ。


足は大地を踏みしめるように、でも上体の重みの全てを下半身に乗っけない!!(ちゃんと高いところに置いておく)
膝を曲げた体重移動があるので大きな違いもありますが、上半身は天に向かって、下半身は地に向かってというのはバレエの身体の使い方と似ています。

 

長々と書きましたが、正しく美しい姿勢っていうのは踊り以前の問題なのに実は一番難しいです。だけど私は日本でこれが出来ている人が少ないのは、そもそも大人から習う人に対して初心者のうちにちゃんと教えてないからだと思っています。
(子供時代から経験がある方だとそこまでやらなくても踊りながら身体で姿勢を覚えていける場合も多いですが、それは日常生活の身体の癖が蓄積される前で、成長と共に踊りやすいように身体が最適化されながらつくられていくからです。)


大人の方でも毎回のレッスンの度に姿勢の確認を繰り返していくうちに身体が覚えるようになります。そして一度良い姿勢を身につけると逆に悪い姿勢で踊るほうが難しくなりますよ(・ω・)ノ
せっかく世界一美しい舞踊といわれる”HULA"を踊るのですから、レッスンを通して美しい姿勢を身に着けて頂きたいと思います。

 

介護施設でのボランティアショー(*´∀`)♪踊っている時の私の姿勢はこんな感じです。※腰も膝も痛くなった事はありません。

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【Lei Hali'a】素敵に踊る為に大切なこと

Aloha&Iaorana!!

皆さんは、Youtubeなどでフラやタヒチアンダンスの動画を見ることはありますか?または、動画で自分の踊りをチェックすることはありますか?
その際に私が最近おすすめしているのが、『音声を消して画だけで動きを見てみる』ことです。

みなさんは音声なしにして踊りを見ると、画像からまるで「いち、に、さん、し」と、カウントが聞こえてくるような踊りになっていませんか?


まだ始めたばかりの初心者の場合は仕方ありませんが、足だけで踊ってしまい体重移動の滑らかさが不十分だとこうなります。
ケイキ(子供)ちゃん達の踊るような、リズムが楽しい踊りだとまだ良い(良くないけど)ですが、下の【Lei Hali'a】のようなフラを踊る際には、音声を消したときに動きからメロディーが聞こえてくるような踊りを目指したいですね。

というわけで、今月からMaileクラスでレッスンが始まった曲【Lei Hali'a】についてちょっと解説です。

 

【Lei Hali'a】


Leiという単語には、首にかける『レイ』だけではなく『恋人や愛する人』という意味もあります。Hali'aは、思い出すという意味。
そして実はこのフラは、亡くなった親しい友人を想う詩(メレ)を歌っています。


ですが決して暗く陰鬱な歌詞やメロディーではなく、ハワイアンらしい美しく穏やかな曲。来春の大きなイベントで踊る予定なのですが、その際にはこの秋にフラを始めたばかりの方も数名デビュー予定!みんなやる気いっぱいです♪


決して初心者向きの簡単な振付ではありませんが、割とスローでリズムが一定なので、出来ないことはないと思っています。
私も、みんなをどこまで仕上げられるかしら!って、やるき満々( *´艸`)

 

【Lei Hali'a】(突然よみがえる愛の思い出)


いつもは山にかかっている厚い雲が、さーっと晴れ、青空が見えてくる光景が、
まるで亡くなった大切な人が天に召されていくようで、高い山の頂が祭壇のように思えた。
、、歌は厚い雲に覆われた山々の情景からはじまります。

 

He ahu a'o Lanihuli  ラニフリは祭壇のよう(Lanihuli:オアフ島コオラウ山脈の頂上のひとつ)
No ka noe o Nu'uanu  霧に曇るヌウアヌ(Nu'uanu:涼しい高所)
Nu'alia ika po ai pali  崖が周りをレイのように囲む
I ka pa iki mai o ke Kona e  コナからの風が舞う


He'ohu ika lei hali'a よみがえるLeiの思い出(ここではLei=愛)
’Aia mapu i ke anuhea 甘い香りが漂う
Hea mai i ke aumoe 深い夜が私を誘う
Moemoea moe malie  I ka polieI ka polie 夢の中、胸の中で穏やかに眠る

 

歌詞の意味を知ると踊りにも気持ちが入りますよね。
フラではそれがとっても大事なことです(*´▽`*)!
この曲は3番までありますが、続きはまたレッスンで~♪

 

またね♪

MAHALO!!

 

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