pualani ブログ

池袋のフラ&タヒチアンダンススタジオ Pualani's Hula&OriTahiti

(前回の続き)フラやタヒチアンダンスを習うのにはどの位お金がかかるのか?

Aloha&Iaorana!!


前回の続き。

pualaniyumi.hatenablog.com


今日は前回に続いて、


⑶ハワイのハーラウの日本校や、日本の先生が主宰する大規模な老舗教室
⑷その他の中小規模の個人教室(街のフラ教室)


について各パターンでの金銭的負担とその理由を書いてみます。


注:私の経験上の話をブログに書いております。(日本国内全てのハーラウ、お教室に当てはまる事ではありません。あくまでもこういった傾向にあるという話です。)

 

⑶ハワイのハーラウの日本校や、日本の先生が主宰する大規模な老舗教室


皆さんのご想像通りかもしれませんがこちらが1番費用がかかる傾向にありますので、大手カルチャースクールなどから移籍されて来る方は、違いに驚く方が少なくないと思います。


まだ初心者(初級)クラス在籍のうちは月謝だけですと毎週1回60~90分クラスで1万円前後ですから、内容を考えれば案外割安と感じるかもしれません。
しかし1~2年後以降、進級などによりクラスが上がると、内容も高度になるため月謝が上がる事があります。またハーラウによっては楽器(イプ、ウリウリ、プイリ等)を使ったフラやカヒコを学ぶには別クラスを並行して受講することが求められます。


さらにこの先順調に上達しダンサーとしてショーで活躍するようになるには週2~3回程指定されたクラスへの参加が必須となっていきます。
もちろんその分のお月謝が必要です。


また素質があり選抜されコンペクラスに入ることになりますと、それはもうすごい勢いで諭吉先生が飛んでいきます。


コンペ1回参加で約10万〜100万円程度(開催地が国内か海外か近場か遠方か、予選があるかどうかなどで幅があります)
(内訳:リハーサル代、追加レッスン代、コンペエントリー費用、衣装代、本番とリハでの生バンド演奏代、クムレッスン代(クム渡航、滞在費込み)、会場が遠方の場合は旅費宿泊費、本番前の合宿費用などなど。その他、ハワイからクム指定のヘアメイクさん、ハワイアンバンドを呼ぶ場合もあるそうです。)


多額の費用がかかるためカードでローンを組んでお金を捻出される方もいらっしゃいますから、普通のご家庭でしたらハマりすぎて金銭面で揉める前に家族会議必須です。


また、一般の初心者クラスの生徒さんでも年に一回のホイケ(発表会)に出演する際の費用が衣装代込みですが10万円前後かかることはそれ程珍しくありません。ホイケでもハワイアンのクムがハワイからミュージシャンを連れて来たりする場合があり、その際の費用も生徒が負担します。
(出演者の多い大きな団体が公演や発表会を開催する為には、立派なホールや一流ホテルの貸し切り利用、人件費(※照明、音響、舞台監督は外部のプロに依頼します。)がそれぞれ打ち合わせリハーサルを含めた日数でお金がかかりますので、数百万単位でのお金が必要になります。)


バレエや日本舞踊の発表会参加の方が費用は多くかかりますので踊りの世界全体ではさほど高額ではないのかもしれませんが、こういった習い事が初めての場合は驚くかと思います。


その他に自分が出演しないステージのチケット(5千〜2万円)もお付き合いで購入する事があります。
私も昔むかし所属していたハーラウ主催のディナーショーのチケットは1回2万円程で購入していましたが、経験と勉強のために納得の上です。場合によっては強制的に買わなければならない雰囲気になることも無いとは言えません。


また日本の老舗大手フラ教室ではお家元制度の名残か、古くからのお稽古ごとの習慣で発表会の際に先生へのお礼として1人数千円を集金する教室もあります。


それから入会時にパウスカート(1万円前後)やTシャツ、後日イベント参加用にパーカーなどなど教室指定の衣類等を買う必要がある事も多く、大所帯のハラウでは外部イベント参加時などで着用を義務つけられます。
※メンバー統率と迷子防止のためです。

 

金銭面の負担ばかり書いてしまいましたが、お金がかかる分だけ、こういった教室(ハーラウ)は実績と指導経験による蓄積がありますのでレッスンの質が高いところが多いです。
初級レベルではお金がかかる事ばかりに気を取られそうなので、上達に比例して費用は嵩みますが初心者で入会されたら是非5年、10年と続けて中上級レベルまで進まれる事をお勧めします。

 

⑷その他の中小規模の個人教室(街のフラ教室)


最後です。


こちらは主宰している先生(講師)が1人で教えている教室もあり、教えて下さる先生の運営方針や責任感、人柄、美意識、倫理観などに全てが左右されると思います。
また小規模ですから主宰者個人の裁量で色々決められますので、生徒個人の意見や都合も通りやすく金銭的にはあまり生徒さんに負担がかからないように工夫されているところが多い印象です。


レッスンの質については先生の技量がダイレクトに出ると思うので、運が良ければ費用を抑えて驚く程に質の高いしっかりしたレッスンを受けることが出来ます。
クラスの雰囲気も大所帯と違い派閥なとが出来にくいのでアットホームなのではないでしょうか。


また、生徒数50名以下の小規模教室だと、多額の費用がかかるホーイケ(発表会)開催の代わりにイベントステージに参加しているところも多く、結果的に大規模教室では選抜メンバーに選ばれなければ立てないような素敵なステージやレストラン等のショーで踊る機会にも早い段階で恵まれたりします。(私の教室ではそうです。)


また、先生(講師)の中にはハワイのクムフラに師事している方と、そうでない方がいらっしゃいますが、クムに師事している先生が素晴らしいレッスンをしているとは限らないのが現実です。
(現在クムフラに関しては、ビジネスで誰でもお金を出せば業者から紹介してもらえるのが現状です。それを師事と言っていいのか疑問なのですが。)
先生(講師)選びで大事なのは実際のレッスン内容と質ですから、イメージや先入観ではなく実際に見学や体験レッスンを受けてご自身が感じたことで判断された方が良いです。


費用面については、こういった中小規模教室はレンタルスタジオを利用して開講していることが多いため月謝は抑え目で、地域にもよりますが月4回で7000円前後が多いかと思います。
イベント等ステージへの参加の場合も全てトータルで2,3万円程度(参加費、衣装代等込み)の教室が多いと思いますが、こちらに関しても先生の運営の仕方で差があります。


また小規模な教室は、何年続けても月謝やその他費用が入会当初とさほど変わらないことも多いです。
ただし、先生(講師)は自身の持つ技量以上のことは教えられませんから、レベルアップを望んだ場合に、先生の踊りがプロレベルでないと上級レベルの技術を教えてもらう事ができません。(ご年配の先生の場合は若い頃にダンサーとして活躍した経験があるかどうかで指導できる範囲が変わります)

 

前回に続いて今回も私の知っている金銭的な現実を遠慮せずに全部書いてしまいましたので大きな団体からクレーム来たらどうしよ(・_・)ってちょっと思います。

お教室との出会いは『ご縁』もありますからピッタリと理想の場所を探すのはなかなか難しいところでもありますが、皆さんにとって良いハーラウやお教室が見つかりますよう、ご参考にして頂ければ幸いです。

 

MAHALO!