pualani ブログ

池袋のフラ&タヒチアンダンススタジオ Pualani's Hula&OriTahiti

上半身使えてますか?

※無断転載禁止

 

ALOHA!!

今日は踊る時に使う、主に背中とか胸とか肩甲骨とか胸骨とか、、についてつらつらと書いてみます✍️

 

このブログを読んでくださっている方はフラ経験者も多いと思いますが、フラを踊るときには下半身の正確な動きや正しい姿勢が大切なのは皆さんご存知のとおり。

 

この正しい姿勢については、すごく簡単に書くと、両膝を曲げて立った状態でもお尻が出過ぎない、《身体を横から見て、耳、肩、腰骨、くるぶしの骨が一直線のライン上にある》なのですが、これは特にそれほど身体(体幹)を使わんでもとれる姿勢でもあります👀


そんな訳で、実は正しい美しい姿勢っていうのも、ベーシックの他のステップと同じく、鍛えて磨いていくものであったりする訳です。

正しいだけでは美しいとは限らないのはよくある事ですけれども😳、、バレエでもよく言われる美しく立つだけでも難しいってやつです。なので、そういった意味では今日は数年フラを習って何となくベーシックもわかっている中級者以上向けの話かも。


日本人は欧米人をはじめハワイアン達等に比べて筋力が乏しいせいなのかフラでも特に背中が落ちやすいように思います。(背中が落ちて膝が曲がってる子は若い女の子でも多い。男性で少ないのはやはり筋力の差かしら)


そのせいもあってか、さらに中高年からのスタートだと、肩から繋がってるはずの背中、肩甲骨、胸骨まわりの筋肉が若い人に比べて衰えているため特に何もしなければ自然な美しく滑らかに連動した動きになりません。

体質によりますので20歳以下の方でも身体が硬い人はいるかもしれませんが、筋力も体力も充分にあり身体が動きに順応する速度が速いので特別な事をせずとも自然と使えるようになる印象です。


胸や背中を使えていないと肩から先だけの動きとなるのでその分表現も含め踊りは小さくなるけど、ただ、まぁ、、限られた時間の中で鍛えるのも大変だし、キツい事はやりたくない人も多そうだし、大人数でもなんとなく揃えやすそうではあるから、あまりこの様な指導はしないところもあるかも。それが悪い訳ではなくてその中で工夫して綺麗に見せることも出来ますし。(すみません、これは完全なる偏見です。ただ、胸や背中が美しく連動するように動かすのはセンスや柔軟性の個人差が出そうなので大人数で踊る場合は揃えるのが難しそうではあります。)


でもですね、今どき50歳過ぎてバレエをはじめた人だって正しい指導で180度ちかく開脚出来るようになり元気に踊ってる人がいっぱいいる時代ですからね。

そりゃ子供やティーンエイジャーみたいに、すぐに出来るようにはなりませんけど、正しいトレーニングで根気よく時間をかければ決して不可能ではありません。(気まぐれに闇雲にやってもダメですが)

ちなみに現状や上達速度を他人と比べてはいけません。他人と比べて何も良いことはありません。

横を見ないで前を向きましょう。


(でも、やらなくても別に間違いではないし、始めたばかりの初心者や体力のない方にはきっと難しい事だと思いますのでやりたい人だけやってねとしか言えませんが。)

 

さてさて、ちなみに綺麗な背中ってどういう事?どうしたらいいの?っていう人もいると思いますので、ヒントになりそうなことを幾つか書いてみます。

※思いついたままに書いてます。あくまでヒントなので重複的、抽象的かもしれません。


🌱上半身の筋力(中心に集めながら上に引っ張ぱり続ける)を踊る最中に意識せずとも使えている事が理想。ただ単に身体を上に立ててるだけでは足りないと思う。下半身に乗っかっててはいかん。


🌱腕や指先もその体幹から繋がっており、引っ張り合っているが、肩を開いてかつ下げて踊る事で観客にはそのようには見えない。

ダウン(アイハ)すると下半身は更に上半身の筋肉との引っ張っぱり合いになる。1曲しっかり踊れている人はインナーマッスルやら内側の筋肉の引っ張っぱり合いでかなり全身を使うので疲れるはず。


🌱肩を後ろに引き、胸は開いて高い位置にあるのでやはりこちらも筋肉の引っ張り合いがある。

 

🌱胸を開かず肩だけ開こうとすると肩甲骨が縮む。肩甲骨は下げる。

 

🌱腕を上に上げる際も肩を上げない、連動して胸やら脇やら胸骨が使えないと肩が持ち上がって万歳姿🙌、水泳の蹴伸び姿勢みたいになる。


🌱まずは現状把握のために踊る姿や姿勢を動画に撮ったり鏡で横から観て見ると良い。人によっては想像と違い落ち込むこともあるでしょうがそれはスタート地点に立てた証拠です。(鏡で現実は見えないので動画推奨)

あるあるPOINT→肩は開いてるのに胸が凹んで、背中が落ちている(中高年に多い)。または胃が出ている(これは比較的若い人に多い)。

背中が落ちてるとたぶんお腹も落ちてます。腰にかかる負担を減らすためにお腹も上に引き上げて踊れるといいですね。

 

🌱色々な人を見ていて痩せている人、胴体が薄い人ほど胸や背中をキープしながら使うことが難しそうに思える。これもたぶん筋力の差。また、ペラ紙は立たないが筒状にすれは立つのと同じで煽られやすく上体を安定させ辛いのだと思う。その代わりここを克服すれば踊りや立ち姿がもの凄く美しくなると思う。


🌱背筋腹筋で支えて胸と脇の位置を高く安定する。肩は真横まで開き、肩甲骨下げて胸開く。(胸骨のあたり)。お腹は閉じる。


🌱胴体の意識がお留守でステップとハンドモーションだけの動きにならず、胴体と腕と下半身が美しく調和しながら連動したい。


🌱全身を体幹で四肢と繋げて調和させて動かせると前後左右、向きが変わっても自然なつながりで美しい姿勢がとれる。(前後移動でも上半身直立変化なし!ではない)


🌱トレーニングは、【ほぐす→伸ばす→鍛える】息を止めて重いものを持ち上げて身体を固めるような鍛え方よりも、呼吸をしながら筋肉を伸ばして使うようなトレーニングが良い。


🌱ある程度使えるようになったらハンドモーションに連動させて胸や肩をコントロールしながら使うトレーニングをする。一連の動きのなかでいちいち考えたり意識せずとも自然に使えるように。

 

♫まとめだよ♬

背中を引き上げて脇や胸は高い位置へ。肩甲骨を縮めずに、背中を潰さず、胸を開く。

肩甲骨を下げると胸が上向きにきれいに開くと思いますが、経験がない方、今まで意識した事がない方には感覚がよく分からないかもしれないです。

(無い筋力は使えない。感じられない。でも繰り返しのトレーニングで感覚も含めて鍛えることは可能です)

もともと身体の条件が良かったり、ストレッチやトレーニングなどで身体の準備が出来ていないと難しい場合があると思うので、一度で出来ないのは当たり前だと思って、数年かけるつもりで気長に焦らずやる事です。

(最初は筋肉痛だったり身体が痛くなる人もいるかもしれませんがトレーニングって身体作りですからそういうのは想定内です。なのでやりたい人が自分の為に行うんです)

 

 

ちなみに現状維持も年齢に比例して大変な努力が必要になるものです。お肌の衰えと一緒よ(笑) 私も毎日動かしてます🤗