pualani ブログ

池袋のフラ&タヒチアンダンススタジオ Pualani's Hula&OriTahiti

百合の花

ALOHA&Iaorana!!

今日はMaileクラスの皆さんに、来月のステージで着けるココ(髪飾り)とレイをお配りしました。今回は、大振りのカサブランカのココとオレンジ色のカーネーションのレイ。

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日本では結婚式などのブーケにも良く使われるカサブランカ(百合の花)なのですが、じつは欧米人にとっては葬式花です。ハワイも今はアメリカですので同様にフラのステージなどでは通常は使用されないと思います。(というか、ハワイにカサブランカが自生しているのかは不明です。)お葬式(お供えの花)を連想させるお花ということなので、日本でいうところの菊(仏花)みたいな感覚でしょうか。ですが今回は、Maileクラスが踊るフラが「故人に対する想い」を歌うメレである事からサブランカを使用することにしました。

 

フラを踊る際に身に着けるレイやココ(髪飾り)はメレに則した色や草花を使います。フラの競技会は勿論のことですが、海外のイベントなどで踊る際にはさらに文化の違いについてもしっかり考慮しないとですね。

でも実際には、これを日本で毎回のイベントやステージ出演の度に厳密にやっているとお花代が掛かり過ぎてしまうので『あまりにも変』でなければ『まぁOK!』というお教室が大半だと思います。(でも、、ちゃんとしたステージでフラを踊る場合に、恋人への熱烈な愛情をうたうメレにカサブランカは流石にマズイかなと思います(・_・))

 

ちなみに百合の花は、キリスト教と深く関係しています。
クリスチャンにとって、百合は『純潔』や『穢れない魂の輝き』を象徴し、亡くなった方の魂が平和な無垢の状態に帰ったことを表すそうです。

日本の結婚式などで使われているのは、花言葉に『純潔』という言葉があるからだと思われますが、ホテルや結婚式場などの教会でブーケや飾り付けに使われていたりすると、外国人の神父さんにとっては、さぞかし不思議な気持ちだろう、、とか思ったりもします。

 

実はそれとは逆に、欧米では菊の花をプレゼントとして贈る事は普通だったりします。外国人の友達にお供え用の菊の花束(スーパーとかで良く売ってるあれ)を頂いたら微妙な気持ちになりそう。

、、きっとその気持ちが嬉しくてお部屋に飾らせもらうと思います(´∀`*)

 

MAHALO!!