pualani ブログ

池袋のフラ&タヒチアンダンススタジオ Pualani's Hula&OriTahiti

フラは自然を踊る

ALOHA&Iaorana!!

 

久しぶりのブログ更新( ´∀`)!

最近は気候が良くて初夏の兆しを感じますね。外を歩くのも風が爽やかで気持ちいいです。

 

寒い季節も過ぎ去りましたので、アウトドアにも良い季節、、という訳で今日はフラを踊る事を「自然を感じる」ことに絡めて書いみようかと思います_φ(・_・

 

では。


フラで踊られるメレ(詩)はハワイの大自然をモチーフとしているものが殆どです。ハンドモーションも自然の姿を現しているものが多くありますし、ステップにも「草が風に揺れる姿を現している」ものなどがありますね。(どれだかわかりますか?)


フラはハワイの大自然の中で育まれてきた踊りなので、素敵な踊りをするフラダンサーは皆さん、自然に対する畏敬の念をお持ちなのではないかと思っています。

畏敬とは畏れ(おそれ)て敬うことで、畏れるというのは、つつしみをもって相対することですが、もっと簡単にいうと自然の美しさ大きさと共に、自然の厳しさや怖さも知るということです。


特に都市部に住んでいる方にとっては、なかなかピンと来ない人もいるかもしれませんが、例えばすごく簡単な例だと、海に入って足のつかないところまで行ってしまったり、波に遠くに流されそうになったりすると怖かったりするじゃない?そういうちょとした経験も、自然を知ることに繋がると思います。もっと大きな例でいえば、大地震や大津波ですが、自然が本気出したら人間には不可抗力です。

また同時に、自然は私たちに厳しさだけを与えるものではなく私たちを生かし、育てている親であることも事実。


「自然は美しくも厳しいものだ!」と知識としては分かっているつもりでも、それは実際に経験して心で理解していることとは違いますし、本当にそう感じるのは実際に経験した側であり、そうでない方は永遠に気が付けない場合もあります。(知らないと知ることのほうが難しいものです)


フラを含めた踊りは勿論、芸術においては自らの心で感じたこと、自分の内側にあるものしか表現することはできません。

ですからもしも、フラを踊る人が自分の表現の幅を広げたいと思い、厳しさを含めた自然の姿を知りたい、感じたいと思ったら、なかなかハワイに行くのは難しくても、国内にも大自然は沢山あるので、実際に身体全体で感じ自分の表現に反映させていけると良いかなと思います。


それから普段の生活の中でも、目を瞑って風を感じてみること、たまには空を見上げ、雲の動きを眺める事などで、都会のビルの谷間でも人工的でない自然の姿を感じる事は出来ます。(いつも忙しい方も束の間、ちょっとホッとしたりリラックスできるのではないでしょうか。)


フラもスタジオでレッスンをしているだけだと、ちょっと人工的な踊りになってしまうみたいで、ハワイアンの人たちが日本のダンサー達を見てちょっと体操っぽく、マスゲームっぽく見えてしまうのは、そのせいかな?と思います。それからフラも踊りであるので、振りを正しく踊る事は大切ですが、そのうえでひとりひとりがちゃんと表現(身体で歌う)をしなければやはりそれも、ただ形をなぞっただけの体操みたいですね、と言われてしまいます。

一生懸命表現しようとして、踊りが崩れてしまうことも良くないですが、正しく美しく踊る事に気を取られ表現することを忘れてしまうのもまた良くないことです。


ひとりひとりが踊りを自分のものにし、ひとりひとりが表現することが大事で、形を揃えることが大事なのではないのです(*‘∀‘)


(というか、きちんと基礎や振付が身体に入っていればタイミングを合わせるだけで全員が揃うはず、、(;^ω^))