pualani ブログ

池袋のフラ&タヒチアンダンススタジオ Pualani's Hula&OriTahiti

パウ、上からかぶるか下から穿くか

パウを上から被って着るか、足元から穿くか。

腰の位置で穿くのか、ウエストで穿くのか。


ネットでもなんでも今はたくさんの情報がありますから、生徒さんも気になる様で、たまにこういった質問を受けます。


実は、例えば上記のような事などを含めた個々のハーラウの常識はいわば、そのハーラウ内の「ローカルルール」であることも多いです。

(※学校の様に全国共通の学習指導要綱があるわけではない。)

 

例えば、私はずーっと、パウは腰の位置で穿くのが絶対に正しくて、ウエストで穿くなんて、何も知らないなんちゃってフラを習っている人達、、と思っていました。なぜなら、私は腰ではくと教わってきたし、実際にウエストで穿く人たちを見たことがなかったから。


ですが、私はまだ実際に見たことはないのですが、ハワイにはかなり少数だと思いますが、パウをウエストで穿くハーラウがあるとのことでした。

(ハワイで踊っている方たちのフラのすべてがいわゆる「本物のフラ」かどうかという議論はここではしません、、ていうか偽物のフラはないという側が私の立ち位置ではありますが)


パウを腰の位置で穿くのは「ヒップの揺れがよく分かるように」なのですが、そもそも膝を殆どまげない、ヒップもほとんど動かさない流派の踊りもあるのでその場合はウエストでも変わりないのかも。もしくはクムやダンサーの大部分が身体の大きな人だった場合だと、見ただけでは腰で穿いているのかウエストなの分からない場合もあると思う。


なので、パウも腰で穿くっていうのも「教室による」ということになり、パウの穿き方が変だから変なフラを教えているわけでも先生が怠慢なわけでもないです。

 

それから、「パウを頭からかぶるのか、足を入れて穿くのか」

これこそ、「教室による」です。ちなみにハワイのハーラウ(メリーモナークの常連)でもフツーにパウを足元から穿くところはあります。


ですから、「正解は自分の先生やクムの言う通りにする」ですね。

ちなみに私は現在までにパウを頭からかぶる派の先生、クムの元では習った事がないです。ごくたまに参加するワークショップでも私は見たことがない、、(見てないだけかも。)


頭からかぶる場合の理由としては、まず現実的な話、足元から穿くとスカートの裾が床について汚れるから。あとはパウを神聖視することからでしょう。

神聖なものだから、、といってもそもそも古代はスカートなんてなかったし!という意見もあります。※葉っぱ(ティーリーフ等)を腰に巻いていた。


また、パウには今まで習ったクムの教えが全て記憶されるから洗ってはいけない、、というのも聞いた事あります、、(匂いが心配ですが。ファブリーズはOKでしょうか)この現実的な理由は、色落ちだと思います。(ハーラウで手作りしたりする場合は、植物染で模様を施します)


あと、髪の毛にはマナが宿るから切ってはいけない、!というのもありますが、それを守っているハーラウも有りますが、現代の日常生活に合わないから強制しない(自由)というところも多いです。因みにハワイアンの方は髪質が日本人と違い、長く伸ばしても空気を含んで通気性が良いそうです。(これは現地の美容師さんに聞きました。)

 

私は、日本人である私達がフラ(ハワイの文化)を学ぶ上でそう言った事を知る事、勉強する事は必要だと思いますが、真似て実践する事は必須ではないと思っています。

そのため、私のクラスではパウの履き方、洗うか洗わないか、髪を伸ばすか切るか、、それはご本人の自由です( ´∀`)

 

(あ、でも、もし大きなコンペ等に出場して上位入賞を狙うなら、頑張って地毛を伸ばす、日焼けする、、っていう純粋な踊りの技術等以外の努力??も必要だったりします。)